FIPパートナーズの日記

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セウォル号と交通管制センターとの交信

セウォル号と珍島沿岸海上交通管制センターとの交信内容が韓国政府事故収拾対策本部から発表されました。



◆午前9・10

セ号 「我々は傾いて今にももう、倒れそうです」

管制 「DOOLA・ACE号が貴船に接近中です」

セ号 「あまりにも傾いて、ほとんど動けません」

 

◆9・13

管制 「現在、乗船員は何人か」

セ号 「はい、450……約500人程度になります」

管制 「現在、D号が向かっています」

セ号 「早く来てください」

 

◆9・14

管制 「セ号、現在、乗客が脱出できますか」

セ号 「今、船がかなり傾いて脱出は不可能」

 

◆9・17

管制 「浸水の状態はどうか」

セ号 「今、50度以上左舷に傾いて人が左右に動けない状態で、船員も救命胴衣を着て待つように言ったが……実は着たのかどうか確認もできない状態で船員たちもブリッジに集まって動けない状態です。早く来てください」

 

◆9・18

管制 「現在、どれほど浸水しているか」

セ号 「それも確認できません。操舵(そうだ)室から一歩も動けない状態で壁につかまってようやく持ちこたえている状況です」

管制 「D号が接近中です」

セ号 「了解」

D号 「人々が脱出しなければ横付けできません。ともかく最大限周りから接近、旋回しながら支援しよう」

 

◆9・19

管制 「現在、セ号は脱出が到底不可能な状態なので、到着して乗客が脱出したらできるだけ安全に救助してください」

 

◆9・21

セ号 「海洋警察は来ていますか? 来るのにどれだけかかりますか」

管制 「セ号、今D号が接近中だが横付け出来ない状態で待機中」

 

◆9・23

D号 「貴船、我々の船D号がすぐ横にいる。脱出すれば人命救助します」

管制 「周辺に(別の船2隻が)移動中です。乗客たちが脱出したら即時救助お願いします」

D号 「現況は、セ号の船首側に浮遊物があり接近できません。今、沈没直前のようです」

管制 警備艇到着15分前です。放送して乗客たちに救命胴衣を着用させてください」

セ号 「現在、放送もできない状態です」

 

◆9・24

管制 「放送できなくても最大限出て乗客に救命胴衣を着て厚着するよう措置してください」

セ号 「本船が乗客を脱出させたらすぐに救助されますか」

管制 「ライフリング(救命浮輪)でも着用させて(海面に)浮かせて、早く!」

 

◆9・25

管制 「セ号。人命脱出は……船長が直接判断して人命脱出させてください。こちらはそちらの状況が不明なので船長が最終判断をして乗客の脱出をさせるか早く決定を下してください」

 

◆9・26

セ号 「そうじゃなくて今脱出させればすぐに救助できるのか聞いている」

管制 警備艇が10分以内に到着するでしょう」

セ号 「10分後に到着するって?」

管制 「はい。10分程度かかります。10分!」

 

◆9・27

管制 「1分後にヘリが到着する予定」

 

◆9・37~38

管制 「現在の浸水はどうか」

セ号 「浸水状態は確認できない。今、乗客たちは海洋警察や商船が50メートル(の距離に)近づいている。左舷から脱出する人だけ脱出を試みている……放送したが左舷から移動するのも容易ではない」

管制 「了解」

セ号 「船が約60度程度左舷に傾いている状態で今、航空機まで飛んでいると思います」

 

船内の緊迫した状況が伝わってきます・・・まるで映画のようですね。パニック状態になってしまうのも分かります。しかし危機管理の訓練をしっかりやっておくべきでしたね。